今年、関東甲信越の梅雨入りは、6月11日、
昨年より4日遅かったようです。
梅雨明けは、昨年が7月24日でしたから、
40日近くの rainy season が続くでしょう。
梅雨の小雨の中、畑では大輪のダリアが咲き始めました。
驚くほどダイナミックな造形と
青みを帯びた華やかなピンク色、
この花の形と色彩のコントラストには、
格別の魅力があります。
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デラウェアより結実が速いナイアガラ。 |
ダリアの左側に薔薇ペネロペ。
その更に左側に続く葡萄棚では、この時期、ナイアガラと
デラウエアの生育が、目覚ましい勢いを見せています。
しかし、実は、ここ数年の間、近隣に葡萄を植える区画が増え、
それまで無病息災であった無施肥、無農薬の葡萄に
葉茎、蔓、果房の病気が見られるようになりました。
病気に感染するのは、混みあった市民農園の宿命で、
お互いさまのところがあります。
気落ちして途方に暮れた私は、
昨年、一昨年と袋掛けする気力をもてないまま、
収穫をあきらめ、そのまま放任していました。
遅かれ早かれ、他の区画も同様でした。
それが、コロナ自粛で時間的余裕のある今年、
植物園の相談窓口で、
葡萄の実と、葉の病気は異なること、
雨に濡れる前に房の袋掛けの時期を移してしまえば、
無農薬でも可能性はあるとのアドバイスを貰いました。
それで、梅雨入り5日前から雨の降らない日は、
連日畑に通い、ぶどうの袋掛けに集中しています。

葡萄を消毒する農家の袋掛けは、
7月下旬~8月上旬のようですから、
一か月ほど早い作業になっています。

今回の作業は、袋掛けと、怠けていた整枝、
果房の整形を同時進行で行います。
これまでの整枝の方法は、横浜市の植物園の指導に従い、
果房のついた枝の蔓、葉脇の新梢、すべて切り落とし、
房先の葉、8枚残して芯止しました。
ところが、本降りの雨に閉じ込められた今日一日、
家事の合間のネットホッピングから、
房先残す葉は、4~6枚、
その代わり、葉脇から出る新梢は、根本から切り取らず、
葉一枚残し、摘芯するのが最新の方法と知りました。
果実の糖分の確保と皮の着色、
それに、来年の木をしっかり作り込むためには、
このやり方のほうが効果的との実験結果のようです。
確かに、残す葉数が多く、重なりあえば、
却って光が当りにくい。
光合成が十分できず、風通しも悪い。
その結果、実が太らず、病気に罹りやすいであろうことは
素人にも分かります。
果房の整形を同時進行で行います。
これまでの整枝の方法は、横浜市の植物園の指導に従い、
果房のついた枝の蔓、葉脇の新梢、すべて切り落とし、
房先の葉、8枚残して芯止しました。
ところが、本降りの雨に閉じ込められた今日一日、
家事の合間のネットホッピングから、
房先残す葉は、4~6枚、
その代わり、葉脇から出る新梢は、根本から切り取らず、
葉一枚残し、摘芯するのが最新の方法と知りました。
果実の糖分の確保と皮の着色、
それに、来年の木をしっかり作り込むためには、
このやり方のほうが効果的との実験結果のようです。
却って光が当りにくい。
光合成が十分できず、風通しも悪い。
その結果、実が太らず、病気に罹りやすいであろうことは
素人にも分かります。
明日からの整枝剪定は、こちらの方法にしてみようと
考え直した次第です。
無肥料の、炭素循環農法の葡萄の生育には、
放っておいても自然の勢いがあります。
それは、元植木職の畑の大家さんも認めるところで、
目で確かめること、それが納得の最強の方法です。
ただ、花房整形、整枝剪定、袋掛けなど、
じっくり手をかけ、時間をかけて向き合っていく楽しみも
手放したくないものと、今回、実感しました。
そのまま微生物のエサにしてしまいます。
ただ、花房整形、整枝剪定、袋掛けなど、
じっくり手をかけ、時間をかけて向き合っていく楽しみも
手放したくないものと、今回、実感しました。
幸い、まだ僅かでしたが、摘果した病気の実、葉は、
切り落とした剪定枝、果房と共に、
棚の下で、浅く土と混ぜ、
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春播き山東菜の透明感ある緑もそろそろ終わり。 |
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こっくりとした黄色のズッキーニの花が 畑のランプのように目を惹く。 |
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花の終わった勿忘草とこれから花を咲かせる美女なでしこ。 |
追記
ブドウ栽培の新しい方法については、
参考にさせて頂きました。
大変ありがとうございました。