同じ家庭菜園の他の区画で施肥栽培をしている人たちは、
まだ誰もニンニクの収穫をしていません。
4月下旬から5月のゴールデンウイークにかけて植え付けた
夏野菜の苗の水やりに追われています。
実は、今年、我が家のニンニクは、
昨年のものと比較すると、
地上部の生育状況がかんばしくなく、
当日は、どちらかといえば、
早くとってしまい、次の作物をとの思いが強かったのです。
収穫前の特に状態の酷い苗 |
見渡すと、別の区画の有機施肥栽培によるものと比較して、
葉茎が細い、収穫サインの黄ばみが始まるのも早く、
さび病と、他の区画のものにもついていますが、
ダニも少しついています。
さび病と、他の区画のものにもついていますが、
ダニも少しついています。
一週間ほど前チェックしたときには、
斜めに倒れそうな情けない苗も数本ありました。
下の写真は、昨年同時期に撮った写真ですが、
今年との地上部の生育の差は一目瞭然です。
2016年のニンニク |
昨年は、芽もきれいに出そろって、
朝食の卵料理の付け合わせに
美味しくいただいたのを記憶しています。
その芽も、今年は余り収穫できませんでした。
2016年のニンニクの芽 |
下は、昨年、収穫したニンニクの写真です。
2016年 |
大小のばらつきは、基本、
種の大きさの違いに関係するので、仕方がありませんが、
白い肌が本当に綺麗です。
種の大きさの違いに関係するので、仕方がありませんが、
白い肌が本当に綺麗です。
地上の茎の太さと地下の球の大きさが正比例しています。
2016年 |
次に、今年の写真です。昨年の写真と比較して、
茎と球根との境目が
緑色に変色している個体が目につきます。
緑色に変色している個体が目につきます。
さて、写真は撮り損ねたのですが、掘り上げの際、
根の長さに際立った不均衡の傾向がみられました。
その不均衡とは、一つのニンニクの正面からみて、
根の前半分はそろって短く、
根の前半分はそろって短く、
後ろ半分はそろって長いといったような特徴です。
昨年は、そのようなことはなく、
四方八方に均等に伸びた
しっかりとした根の張り方でした。
このような不均衡は、畝内の他の作物との混植が
生育初期の幼苗の光合成に
影響を与えたからではないかと考えられます。
都会の家庭菜園ですので、
限られた栽培面積でつい欲張ると、じゃがいもなども
結局失敗してしまうことがあります。
今回は、地上部の生育の貧弱さの割には、
地下の球根が心配していたほどではなかったことを
不思議に思いました。
それにしても、
作物は、話すことはありませんけれど、
作物は、話すことはありませんけれど、
その外見や状態から私たちに様々なことを
教えてくれるものなのですね。
ベルガモットの花 |