12月14日、畑に着くと、4日ほど留守にしていた間に
初霜が降りたことが分かりました。
それで、数日後、改めてジャガイモの収穫をしました。
土が団粒化した畝のジャガイモは、
ホロホロサクサク素手で簡単に掘れてしまいます。
イモの表面にねっとり土がつくといったような
ことがありません。それが特徴の一つです。
ところで、我が家では、これまで、キタアカリを
無施肥の種イモとして繋ぎ、代々育ててきました。
無施肥の種イモとして繋ぎ、代々育ててきました。
しかし、区画の緩い傾斜の下方、
ハーブや蕗を遊ばせていた場所を少し整理し、
新たに作った畝での栽培を始めた昨年の秋作、
今年の春作と続けて、ジャガイモの肌が荒れ、
そうか病が考えられました。
ハーブや蕗を遊ばせていた場所を少し整理し、
新たに作った畝での栽培を始めた昨年の秋作、
今年の春作と続けて、ジャガイモの肌が荒れ、
そうか病が考えられました。
今年6月収穫したキタアカリ |
そのため、今回、秋作の種イモは、
園芸店で買いなおしたデジマです。
園芸店で買いなおしたデジマです。
畝から掘り出したデジマ。 |
デジマの収穫とは別に、下の写真は、以前の取り残しが
種イモとなったもののようです。
というのも、以前、ジャガイモを育てていた場所の一部に
ジャガイモの葉茎が二株伸びているのが見つかりました。
両方ともとりあえず、1度は、土寄せしましたが、
10月の中旬、面白がって早めに掘ってみると、
中身は、キタアカリとメークインです。
表面の肌に全く問題が無いので、次作の種イモは、デジマに
キタアカリ、メークインとなりそうです。
後者二種は、思いがけず、あきらめていた
無施肥のDNAを繋げてくれる貴重な存在になりました。
ジャガイモの葉茎が二株伸びているのが見つかりました。
両方ともとりあえず、1度は、土寄せしましたが、
10月の中旬、面白がって早めに掘ってみると、
中身は、キタアカリとメークインです。
表面の肌に全く問題が無いので、次作の種イモは、デジマに
キタアカリ、メークインとなりそうです。
後者二種は、思いがけず、あきらめていた
無施肥のDNAを繋げてくれる貴重な存在になりました。
さて、収穫後のジャガイモ残渣ですが、
いつものように、鋏で細かく切った後、
念のため、畝の上で2、3日、半生状態まで乾かします。
それから、熊手で20㎝~30㎝程、畝の土に軽く混ぜました。
土の団粒化が進めば、残渣を含め、
炭素資材を混ぜる深さは、
地表から少し深くなっても問題ありません。
いつものように、鋏で細かく切った後、
念のため、畝の上で2、3日、半生状態まで乾かします。
それから、熊手で20㎝~30㎝程、畝の土に軽く混ぜました。
半生に乾かしたジャガイモ残渣 |
土の団粒化が進めば、残渣を含め、
炭素資材を混ぜる深さは、
地表から少し深くなっても問題ありません。
微生物を活性化させるためには、
作物の根が常に土の中にあることが望ましい。
しかし、冬に向かい、栽培する作物の無くなった畝は、
春までの間、越年一年草のホトケノザ、ハコベ、
オオイヌノフグリなど、土の進化に伴い、畑に住みついた、
野菜に近い雑草が、留守番を引き受けてくれるでしょう。
地下に住む微生物の管理もしてくれるはずです。
野菜に近い雑草が、留守番を引き受けてくれるでしょう。
地下に住む微生物の管理もしてくれるはずです。
炭素循環農法では、全て作物の生育は、
連作すればするほど良くなります。ですから、来年もまた、
ジャガイモは、この畝で育つのがベターです。
ホトケノザ、ハコベに続き、顔を見せ始めたオオイヌノフグリ。 |
皮が柔らかく、肉質が緻密で美味しかったミヤマコカブ。
野口のタネから種を送ってもらい、間引きしながら、
大切に収穫しましたが、そろそろ終わりです。
野口さんの講演会で話には聞いていましたが、
実際に育ててみて、その素晴らしさが分かりました。
来年は、少し気を入れて付き合ってみたい品種です。
葡萄棚の下には、どこをどうやって辿り着いたのか、
カタバミ科の多年草、紫オキザリスが咲いています。
帰化植物のこの花の原産は、南アフリカだそうです。
炭素循環農法の家庭菜園に興味をもって
このブログを訪れて下さった皆さま、
どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。