9月から10月にかけての台風到来は、
湘南の家庭菜園の夏野菜を秋冬野菜へと移行させる
タイミングとなります。
暴風雨による野菜へのダメージのリアルは、
台風直後より、数日たってからのほうが顕著です。
それで、15号の二日後、9月11日、
すっかり様子の変わってしまった畑で、
葉茎が茶色に変色し、
枯れの目立つ苗を選別し、全て畝から抜き取りました。
台風の前日、半日かけ、
ていねいに支柱を補強したキュウリやトマトの苗です。
支柱から苗を外すと、
葉茎、特に根を注意深く観察します。
その後、それら全てをハサミで細かく切り刻みながら、
畝や畝間に播き進み、畑を整理します。
すっかり様子の変わってしまった畑で、
葉茎が茶色に変色し、
枯れの目立つ苗を選別し、全て畝から抜き取りました。
台風の前日、半日かけ、
ていねいに支柱を補強したキュウリやトマトの苗です。
支柱から苗を外すと、
葉茎、特に根を注意深く観察します。
その後、それら全てをハサミで細かく切り刻みながら、
畝や畝間に播き進み、畑を整理します。
このようにして、畑が整理されることと、
次作、次々作のため、微生物のエサとなる残渣を
次作、次々作のため、微生物のエサとなる残渣を
投入することとが一つの作業で同時ですから、
炭素循環農法は、一挙両得と実感する瞬間です。
同じ野菜作りでも、
農家のような経済活動を伴わない家庭菜園では、
農家のような経済活動を伴わない家庭菜園では、
愛情かけて育てた夏野菜の苗を惜しみ、秋も深まるまで
細々と収穫し続ける区画をみかけます。
しかし、菜園に通って10数年もたつと、
狭い畑地の有効活用を考えるようになります。
しかし、菜園に通って10数年もたつと、
狭い畑地の有効活用を考えるようになります。
秋・冬野菜の播種、植え付けの適期を何よりも優先させ、
きっぱりと、次作の準備に向かうのです。
とは言っても、比較的元気で、
端境期に残したい野菜もあります。
それらは、例えば、今もヒャクニチソウの傍らで
小さく白い花をたくさん咲かせている万願寺唐辛子。
野口の種から取り寄せた種をポットで育て、
畑に移植しました。
野口の種から取り寄せた種をポットで育て、
畑に移植しました。
収量は、いまいちですが、大きさ、内部品質ともに、
今年、慣行並みか、
それ以上の立派な実をつけたかにみえるピーマン。
台風の前日、被害を少しでも抑えようと
葉を透かしたことも影響したのか、
風雨に耐え、花を落とさずがんばった三種のナス。

昨年まで葉のみ刈り取っていましたが、
今年、枝先15~20㎝を剪定、収穫し続けた結果、
低く地を這い安定しながら、枝を増やし、
今年、枝先15~20㎝を剪定、収穫し続けた結果、
低く地を這い安定しながら、枝を増やし、
生産性を上げたツルムラサキ。
赤くなった実を収穫させながら、
次々と青い実をつけ続ける赤唐辛子などあります。
ところで、万願寺唐辛子ですが、
一言触れずにはいられない、私の大のお気に入りです。
厚めの果肉は、甘く柔らか。種が少なく、食べやすい。
なによりもこれが野菜なのかと信じられない旨味は、
口に入るたび、「ああ、美味しい。」とため息が出ます。
その万願寺唐辛子は、京都府舞鶴市
万願寺地区において、伏見系唐辛子と、海外品種である
カリフォルニア・ワンダー系唐辛子を交配し、
大正末期から昭和初期にかけ誕生したと言われています。
このように、栽培の開始が他の伝統京野菜よりかなり新しく、
その上、外国系唐辛子の血統を持ちながら、
「京の伝統野菜」に準ずる野菜として
京都府に指定されているのです。
形の大きさから「唐辛子の王様」とも呼ばれるそうですが、
収穫が待ちきれない我が家では、三本の万願寺の実が
十分大きくなる前にあっけなく消費してしまいます。
一言触れずにはいられない、私の大のお気に入りです。
厚めの果肉は、甘く柔らか。種が少なく、食べやすい。
なによりもこれが野菜なのかと信じられない旨味は、
口に入るたび、「ああ、美味しい。」とため息が出ます。
その万願寺唐辛子は、京都府舞鶴市
万願寺地区において、伏見系唐辛子と、海外品種である
カリフォルニア・ワンダー系唐辛子を交配し、
大正末期から昭和初期にかけ誕生したと言われています。
このように、栽培の開始が他の伝統京野菜よりかなり新しく、
その上、外国系唐辛子の血統を持ちながら、
「京の伝統野菜」に準ずる野菜として
京都府に指定されているのです。
形の大きさから「唐辛子の王様」とも呼ばれるそうですが、
収穫が待ちきれない我が家では、三本の万願寺の実が
十分大きくなる前にあっけなく消費してしまいます。