ニンニクの収穫を6月2日に済ませると、
6月7日、横浜は、平年より一日早く梅雨入りしました。
ここでいうところの「平年」とは、気象学の用語で、
過去30年の平均値だそうです。
10年ごとに、西暦の末尾が1となる年、
その直前30年間の値に更新されるようです。
つまり、2011年から2020年までは、
1981年から2010年までの平均値が
用いられていることになります。
さて、掘り上げてみると、驚いたことに、
この10年間で一番良い出来のニンニクでした。
乾燥前は、玉葱の中くらいの大きさのものも数個目立ち、
全体的に型が大きくなっているのが分かります。
雑草と野菜残渣と土壌動物で雑然とした今年の畑に
めげそうになっていた私でしたが、
ニンニクの成長は、その気持ちとは裏腹に、
天候も含めた自然の力に
サポートされていたようです。
![]() |
今回、生育途中の土寄せをていねいにしたので、 茎と鱗茎の境目が緑化せず、きれいな仕上がりです。 |
収穫したニンニクの数は、全部で58個。
3、4日乾燥させたものを常温で保存し、
夫婦二人の生活で、半年間大切に使います。
日常的に利用する生協では、ネットの中に
大・中・小とセットされた青森ニンニクが630円。
ですから、家庭菜園でのニンニク栽培は、
畑の有効利用としてとてもお勧めなのです。
冬越しの際、寒さと風を受けることにより、
葉先が黄色く枯れることもありますが、
通常、3月、4月頃までは放って置いて順調に生育します。

![]() |
2019年、3月10日のニンニクの様子。 |
それが収穫前になると、葉の老化に伴って
赤さび病が発症することがあります。
ただ、サビ病の症状であるオレンジ色の斑点は、
鱗茎が太らないという失敗を昨年経験しました。
理由は、定かではありませんが、とりあえず、
我が家では、ニンニクの種は、
毎年、園芸店で求めることに決めた次第です。
農家の大体も、病気のリスクがあるので、
自家採取のニンニク種は、使わないと聞きました。
病気とは無縁のサトイモは、12年以上、
自家採取の無施肥に順化した種イモを使用し続け、
収量、型の大きさ・味・柔らかさといった品質において、
抜群の好成績をあげているのですけれどね。
![]() |
数年前、ジャンポニンニクが植わっていた場所の近辺に 出ていた葉茎を抜いてみると、このような形になった鱗茎が。 生で試食してみると、やはり、ニンニクより刺激が少なくマイルド。 |
![]() |
冬越ししたニンニクが大きく成長する頃、畑に沈丁花の花が咲きます。 |