2019年4月1日月曜日

無肥料・無農薬 炭素循環農法の庭へ(4)


数年の間、庭に植えっぱなしだったチューリップが、

分球を繰り返し、勝手に花の本数を増やしています。













日本で販売されているチューリップの球根は、

生産地オランダからの輸入が多いと聞きますが、

原産地は、実は、トルコのアナトリア地方だそうです。

そして、彼の地での花の名称「ラーレ(Lare)」とは、

もともと、「赤い花」という意味だったようです。













今年、3月20日~5月20日までの間、

東京六本木の国立新美術館に於いて

『トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美』が

開催されています。

チューリップは、日本ではありふれた花の一つですが、

トルコでは、宮殿やモスクに貼られたタイルに

この花のデザインが溢れ、実に、

国家的、宗教的シンボルとして特別な花のようです。





毎年、冬にガーデンセンターで迷いながら選ぶ

ブルー系のパンジー数種。

夏に向けてペチュニアと交代するまで、

ベランダや芝生のポットで咲き続けます。


















地表を覆ったチップの中から顔を出したシャクヤクの芽。

この時期、三、四日で、7~8センチも背を伸ばす生命力は、

いつも不思議で驚かされます。























この十年間、私の薔薇への興味は、実際、花そのものより、

無肥料・無農薬の栽培方法に移っています。

しかし、新芽の時期の薔薇の葉の美しさは、

品種により異なることもあり、

葉から花、花から葉への連想は尽きることがなく、

毎日のように見て、飽きることがありません。





































ところで、ジャーマンアイリスの密生した葉の根本に

最近になり、何気なく、落とし込んだ

多くはない量の発酵チップですが、何故か

庭でこの場所だけ無数のコバエが飛び交っています。

発酵チップが腐敗するはずはなく、

単に、風通しが悪いせいでしょうか。

畑では見ることのない現象です。












芳香のはごろもジャスミンは、

痩せた土でも簡単に育つのに驚かされますが、

生育旺盛すぎて、どこからでも芽を出し、

つるバラのアーチにまで巻き付くのは、

薔薇の成長の妨げとなり、唯一困ります。


















トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美
会期:2019年3月20日(水)~2019年5月20日(月)
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
展覧会サイト:https://turkey2019.exhn.jp/