一昨日の晩、横浜は、11時頃から突然の激しい雷雨、
それがしばらく続き、コトンと止みました。
今年、オクラ、空心菜の伸びがストップしているのは、
何故だろう、原因が分からないので、
試しに、じょうろ二つフル回転させ、
珍しい水やりをしたのが其の前日、金曜日の夕方でした。
それで、夏ばて気味の私は、
骨折り損のくたびれ儲けだったのかと思いましたが、
骨折り損のくたびれ儲けだったのかと思いましたが、
畑の植物たちは、大量の雨に
ずいぶんと喜んだことでしょう。
オクラ。背は低くても、元気で実成りは、例年通り。 今年になって、収穫したオクラの中に これまでになく甘いものが混じっていることに気がつきました。 どちらかと言えば、若くて細いタイプ。 |
有機施肥栽培で水やりを欠かさない区画のオクラも 今年は、今のところ背丈50~60センチ程度のところがほとんど。 この時期、例年より背丈が低い。 |
我が家の直播空心菜は、うんともすんとも成長を止めたまま。 |
ところで、酷暑の今年、我が家の畑でひときわ目を惹くのは、
里芋の素晴らしい生育ぶりです。
里芋は、4月に種イモを植え付けたときも、それからも、水やりは、全く無し。 |
里芋一株でこの勢い。芽かきは、しないまま。 |
他の有機施肥栽培の区画の里芋は、
今年の気候のせいでしょうか、
おしなべて、調子が良くありません。
有機施肥栽培A区画。 |
有機施肥栽培B区画 |
有機施肥栽培C区画 |
次の写真、知り合いのIさんのところでは、
木材で平畝の補強をし、今年は、
根元もチップで綺麗にカバーしています。
とても熱心な人で、連作障害が出てからは、
畝の土を時々入れ替えています。
同じ有機施肥栽培区画の中では、
断然、生育状態が良いように見えますが、
それは、主として、毎日必ず欠かさない
たっぷりの水やりのせいではないかと思います。
有機施肥栽培D区画 |
サトイモは、私の畑では、農法の転換当初から、
問題を感じずに、スムースに移行できた野菜の品種です。
ですから、炭素循環農法に限らず、
これから無施肥・無農薬の自然栽培を始めるという方には、
最初に、一度お試しくださいとお勧めしています。
気候風土に合っているというか、ドスンと丈夫で、
土を教育する能力が高い野菜の品種のように思われます。
畑をする人一人がシャカリキにがんばらなくても、
植わっている野菜や他の植物が
手助けするかのように、
土壌を良い方向へもって行ってくれる。
それって素晴らしいことじゃないですか。
でも、そのためには、漫然とではなく、
植える野菜の品種の見極めも必要なのね。
このようなことは、畑の野菜に限ったことではないと
今更ながらにおかしく思いました。
一株の里芋。真ん中が空いて、その周りを取り囲むように 芽がでているのは、種イモを上下逆さまに植え付けたから。 |
種イモに使用しているのは、子芋ではなく、前作の親芋。
農法の仲間が教えてくれたもので、
その親芋を普通とは上下真逆に植え付けます。
6年ほど前から、前作の親芋を大切に保存し、
次作の種イモとして使用していますから、我が家の里芋は、
無施肥・無農薬のDNAをしっかり受け継いだ、由緒正しい、
炭素循環農法の里芋と胸を張って言えるのです。
季節が進み、少しほどけてきた風情のミソハギの花が風に揺れて。 Asian Beautyというか、本当に写真うつりの良い花です。 |