ブラックベリー。畑で作業の合間、黒く熟した実を口に入れると、 びっくりするほど元気が出ます。クエン酸が含まれています。 ポリフェノールも含まれ、抗酸化作用があります。 畑では、余り日当たりの良くない葡萄棚の下でも結構育ちます。 |
毎年、里芋の植え付けは、
畑の向かって左中央部分と決まっていました。
けれども、その手前の手前、
通路に面した幅1メートルちょっとの平畝に
数年に渡り、問題が出ていましたから、
その解決を里芋に手伝ってもらえるかしらと、
平畝を高畝三列に改造し、
例年より少し早い4月、種イモの植え付けを行いました。
上の写真は、5月10日頃のものですが、
不思議なぐらい芽出しが揃っていません。が、
その後、全ての種イモが問題なく成長しています。
それが今年の特徴です。
下の写真は、畝、中央部分の里芋の根元です。
チップを被せていますから、雑草は出にくい。
イネ科の雑草、メヒシバは、畝間からの侵入で僅かです。
次の写真の様子は、上の写真とは全く異なります。
つゆ草とカタバミ、わずかな雑草の種類も見えますが、
チップが播かれた里芋の根元に、スギナの小群落です。
その理由は簡単です。
この里芋の植わっている箇所は、畝の一番左端、
これまで葉ネギが数本植えっぱなしの状態で、
炭素資材の投入も稀、放りっぱなしになっていました。
その場所を、畝を立てる際、左端に連続させ、
今回、同じようにチップを被せただけ。
これまで余り使っていなかった、
清浄ではあるけれど、野菜がしっかり育つ程、
土が十分進化していない、言葉を変えれば、
炭素循環がいまだ十分でない土壌であることを
スギナの小群落が教えてくれています。
今年のブラックベリーも次の台風が来れば、収穫が終わります。 |
この原稿を書いていたら、ふと、数年前の夏の早朝、
北海道大学の構内を散歩していた途中に遭遇した、
小さな白樺林の木の下のスギナの群落を思いだしました。
白樺もスギナと同様、
貧栄養の土壌を好んで生えると聞きました。