梅雨が明けた7 月の畑では、
今年また、群れを広げたオレガノのピンクの花が
風に気持ちよさそうに揺れています。
oregano。ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産。
しそ科の多年草。
毎年お仏壇用にと
種から育てる百日草の色とりどりの花も咲き始め、
それらは、薔薇が終わった畑の鮮やかな彩りです。
百日草、別名ジニア。キク科の一年草。6月~10月まで咲き続け、 止むことがないので、切り花に重宝します。 |
花の色、形状の異なる百日草の種が一袋の中に混じっていて この茎にはどのような花が咲くのかしらとワクワクして楽しい。 |
ところで、発芽に時間がかかり、
一株だけ畑に残ったサニーレタスは、
日照時間が長くなったこと、気温が上昇したことなどから、
葉を茂らす以前に茎が伸びてしまい、
とう立ちしかけていました。
私は、作業の合間、その一株のレタスが気になっていましたが、
一昨日、とうとう根から抜き取り、家に持ち帰りました。
夕食の支度をしながら、少し口に入れてみると、
とう立ちしたレタスの葉には、ほんのり苦味が出ていました。
一般的に、「苦味」成分は、
植物が、自身を外敵から守り、
子孫を残すために作りだす微量の毒素、
自然界に昔から存在するものと考えられています。
とう立ちしかけたサニーレタスの葉の「苦み」も
種子を残すための自己防衛の現れなのでしょうか。
人間に限らず、多くの動物は、
「苦味」を毒のあるものとして認識するそうです。
おひたしにして食べるのも、先人から受け継いだ知恵、自然界に昔から存在するものと考えられています。
とう立ちしかけたサニーレタスの葉の「苦み」も
種子を残すための自己防衛の現れなのでしょうか。
人間に限らず、多くの動物は、
「苦味」を毒のあるものとして認識するそうです。
例えば、私たちがホウレンソウを茹で、
一種の「毒消し」として行っているのですね。
このことと関係して、興味深く思うのは、
先日の日本大学生物資源科学部市民講座での内容です。
それは、少し専門的な話になりますが、
毒性化合物の摂取を避けるための反応を、
専門用語では「刺激」と呼ぶそうです。
そして、
その「刺激」を感じることができる最も低い濃度のことを
そして、
その「刺激」を感じることができる最も低い濃度のことを
「閾値(いきち)」と言うそうです。
さらに、五つの基本味、
「甘味」、「旨味」、「苦味」、「塩味」、「酸味」の中では、
「苦味」の「閾値」が最も低いそうです。
そのおかげで、私たちは「苦味」に対して敏感となり、
毒物摂取の危険が避けられるということになります。
以上のように考えると、
子供たちが「苦味」のあるピーマン、
ゴーヤなどを食べたがらないのも、
毒物摂取の危険から逃れ、子孫を残すための
本能的な、本来、正しい行動ということになりますね。
さらに、五つの基本味、
「甘味」、「旨味」、「苦味」、「塩味」、「酸味」の中では、
「苦味」の「閾値」が最も低いそうです。
そのおかげで、私たちは「苦味」に対して敏感となり、
毒物摂取の危険が避けられるということになります。
以上のように考えると、
子供たちが「苦味」のあるピーマン、
ゴーヤなどを食べたがらないのも、
毒物摂取の危険から逃れ、子孫を残すための
本能的な、本来、正しい行動ということになりますね。
2016年に畑で栽培した白ゴーヤ。緑の葉に囲まれて深窓の令嬢のような雰囲気。
一般的な緑色のゴーヤより苦みが少なく、ビタミンcが豊富といわれています。 火を通さなくてもサラダに入れて食べられます。 |