2018年7月2日月曜日

炭素循環農法9年目の家庭菜園・夏野菜



東京管区気象台は、
6月29日(金)に関東甲信地方の梅雨明けを発表しました。
その発表によると、今年の梅雨明けは、平年より22日早く、
昨年と比べても7日早かったそうです。

横浜では、梅雨明け前の一週間、すでに
ジリジリと肌が焦げるような強烈な暑さが続いていました。
それで、30日(土)の作業は、午後からの予定を変更し、
午前6時前に畑に行きました。
同じような考えの人がいたようで、
畑には、普段見慣れた3、4人の姿がありました。

見渡すと、葡萄棚の下、日当たりが良くないにもかかわらず、
2メートルほどの高さに成長し、
たくさんの花をつけたダリアの大株が、
前日、前々日の強風で倒れていました。
無肥料、無農薬、水やりなしで5年間、成長し続けています。

あらあらと思いながら、そのダリアに支柱を立て直した後、
ふと思い立ち、
ピンクの花を幾つか切り取って家に持ち帰りました。

それを以前、友達のいづみさんに貰った
オーガニックのトマトスープの空き瓶に飾りました。






ところで、炭素循環農法9年目になる私の畑では、
先々週あたりから
キュウリ、トマト、ナス、シソ、ニラ、甘唐辛子など、
夏野菜の収穫が忙しくなっています。






我が家の場合、小松菜、キャベツ、白菜など
葉物の一部に問題は残るのですが、
2,3年前から、薔薇、葡萄はもちろんのこと、
畑の他の野菜の作柄は、質量ともに誰が見ても、
周囲の施肥栽培区画のそれを超えています。

肥料、農薬を使わない炭素循環農法の畑の風景は、
施肥栽培の他の区画とは別世界です。
地上も地下も生命の輝きに満ち溢れています。

この日、作業の終わりに、
私は、薔薇の株元に背が伸びすぎた蕗を、
帰る時間を気にしながら、大急ぎで刈り取り、
葉を落として自宅に持ち帰りました。







蕗は、あく抜きの下茹でをした後、皮をていねいにむき、
砂糖と、ほんの少しのうま味調味料、
みりん、醤油、水で調理します。

調理しながら雨が降っていた頃と比較すると、
茎が固くなり始めているのが分かりますが、
夫婦のお気に入りの常備菜のできあがりです。

自家製鷹の爪も忘れずに入れると、隠し味がよく効いて、
ピリッと味が引き締まり、箸が進みます。






梅雨が明け、夏が始まると、まるで奇跡のように咲き続けた
たくさんのアナベルの花も、今年はもう終わりです。