今年の梅雨は、
局地的な豪雨に伴った土砂災害や川の氾濫などが
九州北部や広島県内に
大きな人的被害をもたらしました。
反対に、私の住む関東南部では、雨らしい雨が
ほとんど降らない日照りといってもよい日が続き、
菜園内の施肥有機栽培の人たちは、
連日、畑の水やりに追われました。
菜園がオープンしてからほぼ10年経ちましたから、
当初からの、年齢を重ねた人たちの中には、
畑に水やりに通うのが体力的に大変だから、
家庭菜園は今年で辞めようかと迷った人たちもいます。
私の区画は、水やり不要の炭素循環農法の畑なのですが、
先週木曜日、畑を見回った際には、さすがに賀茂ナスの実に
水不足から生じたと思われる
通常ではない形の変化が認められました。
元気ですが、丸々とした横張のはずが、多少やつれた感じに |
それで、急遽、5月初旬の苗の植え付け以来三か月ぶりに、
茄子三種、キュウリ、ブルーベリーなどに
初めて水をやりました。
入口の物置の横に大きな貯水タンクが設置されています。
そのタンクから地下にパイプを通し、三か所の蛇口から
水を汲むことができるようになっています。
そのタンクの水は、
畑の大家さんが毎日、近くの川からポンプで汲み上げ、
軽トラで運んで来てくれます。
さて、茄子などに水をやり、
少しほっとした翌日の午後3時頃、
私がヨガに行く準備をしていると、
突然、雷を伴った土砂降りが始まりました。
今年の豪雨と日照りの変化の激しさ、
しとしとと静かに降る雨、
田畑を優しく潤してくれる梅雨時の慈雨は、
一体どこに行ってしまったのでしょう。