畑、ヨガ、買い物と、車での移動がほとんどの毎日ですが、
最近、健康のために、散歩を心掛けています。
お気に入りは、家の近くにある市民の森公園です。
土地が入り組んでいるせいか、
森の細い道を下って行くと、視界がパッと開け、
森の細い道を下って行くと、視界がパッと開け、
梅や早咲きの桜が点在する畑もあります。
慣行による家庭菜園のようですが、
周囲からの落ち葉をごく自然に利用しているのも分かって、
心の込もった丁寧な人柄が伝わります。
早春の畑、その入口に、
ポツンと一つだけ花を咲かせた桜があって、可愛らしいですね。
畑の端、降り積もった落ち葉をそっと手でかきのけると、
思っていた通り、時間をかけて自然に団粒化した土が姿を現します。
そのような場所に根づいた紫陽花の新芽は、
やはり、元気一杯で、つやつやと光り輝いています。
坂を下り切ると、気分が変わって、
住宅街との境目、小さな川の流れを楽しむこともできます。
帰りは、来た時とは別のルートで丘を登り始めますが、
アーヴィングの『リップ・ヴァン・ウィンクル』に出てくるような
深い森の中、沈んだような広場が姿を現します。
その左手の斜面には、水仙の群落があります。
一瞬、物語の世界に引き込まれそうになりますが、
夕ご飯の支度を考えると、
森の中に二十年も長居する訳にはいきませんよね。
めったに見かけませんが、
公園を管理している人たちの、機械による作業の後は、現実の世界です。
このチップも森を豊かに |
多少速足になって、樹木でうっそうとした丘を登り切ると、
もう一つの広場が。
その広場の中心に立って見上げると、
夕焼け直前の青い空と、陰影を帯びた雲が
絵のように綺麗です。
竹林を左に見ながら更に登り詰めます。
竹林の下には微生物が一杯 |
丘のてっぺん、公園の入口付近に戻った頃には、
日も暮れはじめ、遠くに富士山のシルエットが。