2017年3月14日火曜日

森の散歩で見かける自然の炭素循環


畑、ヨガ、買い物と、車での移動がほとんどの毎日ですが、

最近、健康のために、散歩を心掛けています。






お気に入りは、家の近くにある市民の森公園です。

土地が入り組んでいるせいか、


森の細い道を下って行くと、視界がパッと開け、


梅や早咲きの桜が点在する畑もあります。







慣行による家庭菜園のようですが、


周囲からの落ち葉をごく自然に利用しているのも分かって、


心の込もった丁寧な人柄が伝わります。


早春の畑、その入口に、


ポツンと一つだけ花を咲かせた桜があって、可愛らしいですね。








畑の端、降り積もった落ち葉をそっと手でかきのけると、



思っていた通り、時間をかけて自然に団粒化した土が姿を現します。


そのような場所に根づいた紫陽花の新芽は、


やはり、元気一杯で、つやつやと光り輝いています。















坂を下り切ると、気分が変わって、


住宅街との境目、小さな川の流れを楽しむこともできます。










帰りは、来た時とは別のルートで丘を登り始めますが、


アーヴィングの『リップ・ヴァン・ウィンクル』に出てくるような


深い森の中、沈んだような広場が姿を現します。


その左手の斜面には、水仙の群落があります。


一瞬、物語の世界に引き込まれそうになりますが、


 
            夕ご飯の支度を考えると、


       森の中に二十年も長居する訳にはいきませんよね。









めったに見かけませんが、


公園を管理している人たちの、機械による作業の後は、現実の世界です。
     



このチップも森を豊かに


     

      多少速足になって、樹木でうっそうとした丘を登り切ると、
     







              もう一つの広場が。


          その広場の中心に立って見上げると、


         夕焼け直前の青い空と、陰影を帯びた雲が


              絵のように綺麗です。        








竹林を左に見ながら更に登り詰めます。





竹林の下には微生物が一杯




        丘のてっぺん、公園の入口付近に戻った頃には、


        日も暮れはじめ、遠くに富士山のシルエットが。











そして、公園と住宅街との境目、樹木の下には、


誰が植えたのかは分かりませんが、落ち葉の中に、


クリスマスローズの花が、



見事な花を咲かせていました。