3月20日の月曜日は、お彼岸の中日で、休日でした。
土、日を合わせると、三連休になりますね。
この時期、全国の炭素循環農法のお仲間から、
ハウスの天幕張作業、里芋畝の溝切、チップの埋め込み、
ニンジンの播種と鎮圧、野鳥による食害の数々など、
有益な情報がFBを通し、リアルタイムで送られてきました。
「農」というものは、時間をかけて結果がでてくるもののようで、
炭素循環農法に出会ってから7,8年たちますが、
まだまだ分からないことばかりです。
心の通じ合うお仲間がいてくださるということは、
力強く、励みになります。
楽しみ、喜びも分かち合えますから、ありがたいことだと思います。
ところで、我が家はというと、
都会の家庭菜園で、すでに、春の種まきは大方終わり、
月曜のヨガもお休みとなり、三日間を完全、庭仕事に費やしました。
これまでの慣行、有機のような
水やり、追肥を全く必要としない炭素循環農法ですから、
養分循環がうまく始まってしまえば、
「農作業+α」が可能になります。「手抜き農法」と言われる所以です。
私の「+α」は、主婦の仕事、家事ですね。
我が家の南に面した庭には、
今の季節、数種の水仙と、二十数年ものの雪柳が数本、
咲き誇っています。
まず、雪柳の飛び出した部分を少々剪定し、
全体をおさまりのよい形にしました。
芝生の中程には、冬の間も寂しい庭を彩ってくれたビオラと、
時間を追って花色を変化させるペチュニアが
金属製のスタンドに載せた、素焼きの鉢に、それぞれおさまっています。
早春の庭のアクセントです。
地域の生協、その花屋さんで3月に入ってすぐにみつけた
超早咲きのペチュニアは、ラベルを見ると、その名も「エコペチュニア」です。
いかにもそっけない命名で、花に失礼のような気もしますが、
秋まで咲き続けてくれるでしょうから、「経済的」は確かですね。
二鉢の花がらをつみ、液肥を施しました。
畑とは別に、無施肥の庭に挑戦するには踏ん切りがつかず、
現在、思案中といったところでしょうか。
畑と庭の両方を同時に転換というのも大変ですし、
無意識のうちに、花より団子だった可能性もあります。
昨年、近所の友達と訪れた園芸店で購入した、
鉢植えの白いクレマチス、アーマンデイが
北側玄関、郵便ポストの下にずっと置きっぱなしでした。
にもかかわらず、それなりに蕾をたくさんつけ、
新しいつるも二本程度伸ばしていましたから、
家の出入りのたびに、気になっていましたが、
ほぼ一年ぶりに、以前、薔薇に使っていた南側の
パーゴラの足元に移植することができました。
ムスカリと花ニラですが、球根植物でいて、
花後に種を飛ばす習性があります。
長年の間に、この小さな庭で、驚くほどの繁殖力を見せ、
毎年、青や紫の小さな花々が、
庭のあちらこちらから春の訪れを知らせてくれます。
庭のあちらこちらから春の訪れを知らせてくれます。
芍薬の芽の間からも |
庭中のレモンバームの整理もしました。
昨年の、枯れこんだ長い軸の部分を根元からハサミで切り取り、
黄ばんだ古い葉も指でとりのぞきました。
レモンバームは、シソ科多年草ハーブで、
大量の種をつけますが、それらが風にのり、
自由奔放に飛び散ります。
草丈低く、地面をカバーするような姿の春先は、
その深い緑色と、清々しいハッカ系の香りが、
視覚と嗅覚を刺激してくれる、素晴らしいハーブです。
でも、夏になると、
大きく成長した姿となって庭を鬱蒼とした感じにさせますから、
邪魔でもてあましてしまいます。
順調であれば、ほぼ不耕起といってもよいと思いますが、
炭素循環農法の畑では、
シソが同様の問題を起こしますから、数が多ければ、
小さな苗のうちに間引いてしまうなどの注意が必要でしょう。