東御市(とうみし)の緩やかな南斜面に広がる農園、
ワイナリー、カフェレストラン、ギャラリーの総称です。
エッセイストで画家の玉村豊男さんと、妻の抄恵子さんが
この土地を「終の棲家となる農園は、ここ」と見定め、
軽井沢町から移住したのは、1991年のことでした。
井戸を掘り、トレーラーで起こした石を取り除き、
草を刈り、三千坪の荒地の開墾を進めながら、二人で
軽井沢町から移住したのは、1991年のことでした。
井戸を掘り、トレーラーで起こした石を取り除き、
草を刈り、三千坪の荒地の開墾を進めながら、二人で
ズッキーニ、トマト等の夏野菜、ハーブや花と共に
500本のワイン用葡萄苗を植えたのがその始まりです。
アンド ワイナリーが設立されましたが、その間の経緯は、
玉村さんの『種まく人~ヴィラデスト物語~』、『草刈る人』、
『花摘む人~ヴィラデストワイナリーができるまで~』等、
一連の著書に詳しく書かれています。
これらの本を読むと、エッセイストであり、画家である
玉村さんが、実は、優れた起業家であり、
将来を見据えた抜群の行動力と
実務にたけた人でもあることに気づかされます。
玉村さん夫婦の移り住んだ田沢村は、
人口600人程の小さな村だそうですが、
その後、ワイナリーの数も増え、今では、
品質の高さで世界に知られるNAGANO WINEを
牽引する役割を担うほどの発展だそうです。
東御市のホームページを見ると、
この地方の気候は降水量が少なく、
2014年の晴れの日数は249日、晴天率70%、
いつも晴れている町と書かれています。
しかし、今年、私たちが訪れた9月15日は、
珍しく朝からの小雨でした。
玉村さんの『種まく人~ヴィラデスト物語~』、『草刈る人』、
『花摘む人~ヴィラデストワイナリーができるまで~』等、
一連の著書に詳しく書かれています。
これらの本を読むと、エッセイストであり、画家である
玉村さんが、実は、優れた起業家であり、
将来を見据えた抜群の行動力と
実務にたけた人でもあることに気づかされます。
玉村さん夫婦の移り住んだ田沢村は、
人口600人程の小さな村だそうですが、
その後、ワイナリーの数も増え、今では、
牽引する役割を担うほどの発展だそうです。
東御市のホームページを見ると、
この地方の気候は降水量が少なく、
2014年の晴れの日数は249日、晴天率70%、
いつも晴れている町と書かれています。
しかし、今年、私たちが訪れた9月15日は、
珍しく朝からの小雨でした。
おかげで、私は、傘をさしながらではありましたが、
人気ない農園の美しい庭を
人気ない農園の美しい庭を
独り占めした気分で廻ることができました。
オーナーである玉村さん夫婦の想いの詰まった庭です。
画家の色使い、配置のセンスに感心させられると共に、
周囲の緑の借景と、ここに住む人の日常に溶け込んだ、
落ち着いた雰囲気が素晴らしく、伝わります。
時折、ハーブを摘みに来る
レストランの可愛い女性スタッフが
幸せそうな笑顔で私の横を通り過ぎて行きました。
オーナーである玉村さん夫婦の想いの詰まった庭です。
画家の色使い、配置のセンスに感心させられると共に、
周囲の緑の借景と、ここに住む人の日常に溶け込んだ、
落ち着いた雰囲気が素晴らしく、伝わります。
センスの行き届いたセダムの色の取り合わせ
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薔薇 |
時折、ハーブを摘みに来る
レストランの可愛い女性スタッフが
幸せそうな笑顔で私の横を通り過ぎて行きました。
ジニアを中心としたVilla d'estの庭の植栽。 |
百日草(ジニア)
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百日紅(サルスベリ) |
ランタナ |
母とこの庭を訪れたのは、何年前だったのでしょうか。
標高850メートル、8月の晴れた丘は、夏でも風が涼しく、
正面のベンチに陣取った夫は、心地よさそうに
千曲川河岸段丘から蓼科、八ヶ岳へと続く
雄大な眺めにいつまでも見入っていました。
花好きの母は、大株に育つと知った紫の花苗を
自宅の広い庭を埋めるためにと求めて帰りました。
ダリア |
百日草(ジニア) |
千日紅 |
ダリア |
あけぼのふうろ(ゲラ二ウム) |
薔薇 |
セダムエキナセア |
今回、前日に善光寺の両親の墓参りを済ませた私達は、
車のナビに導かれ、長野市内から上田方面へ向かう近道、
県道35号線を松代へ走り、松代からは、
新地蔵峠の難所、山深い九十九折(つづらおり)を抜け、
夕方、東御市の宿泊先に着いたのでした。
翌日の昼前、お目当てだった農園の庭を後にすると、
下り斜面のひなびた村沿いの道を通り抜け、
時折すれ違う見事なクルミの大木に歓声をあげながら、
走り慣れた国道18号線に出ました。その後、
昼食をとる予定の、人混みで別世界の軽井沢まで、
約1時間の距離でした。
夕方、東御市の宿泊先に着いたのでした。
翌日の昼前、お目当てだった農園の庭を後にすると、
下り斜面のひなびた村沿いの道を通り抜け、
時折すれ違う見事なクルミの大木に歓声をあげながら、
走り慣れた国道18号線に出ました。その後、
昼食をとる予定の、人混みで別世界の軽井沢まで、
約1時間の距離でした。
樹の下から眺める花庭 |
霧に閉ざされたVilla d'estの草地の斜面 |
庭の出口には、クレマチスモンタナ。 |